IC21のブログ

2016/08/12

賃貸住宅の空室を防ぐ!【廊下の工夫ポイント③】

こんにちは、IC21です。

前回に続き、賃貸住宅の空室を防ぐ廊下の工夫ポイントをお伝えします!

 

③セキュリティーとプライバシーについて

集合住宅では防犯の為のセキュリティ性と共にプライバシー性を求める声も多く聞かれます。この2つの性能は関わりが深い為、どちらも理想に近づけるには外廊下と内廊下でそれぞれどんな対策が考えられるでしょう。

外廊下の物件は廊下側に窓が設けられるため屋内外の人の気配を感じやすくなります。住戸プランが多様でファミリーから単身者までが住まう物件だとストレスを感じる度合いは高いかもしれません。廊下を歩く人の足音や話し声は思いのほか響いて聞こえますし、折角窓があってもいつでも開放する訳にはいきません。廊下側からの採光や通風が見込めるものの、プライバシーとセキュリティの観点から見ればこの窓の存在がデメリットになってしまいます。通常は防犯や屋外からの視線をさえぎるために、窓の外側に縦型の面格子がはめられています。しかしこのタイプは外す事が容易なものもある為、どんな物を取付けるかも慎重に選びましょう。例えば、可動ルーバー式の面格子はプライバシー性、防犯性共に高く女性の一人住まいなどにも安心です。可動ルーバーはブラインドのように開閉でき、ぴったり閉じればシャッターのような役割を果たします。夜はこれを閉じれば室内はレースカーテン一枚でも充分でしょう。

内廊下は室内外の物音や人の声が漏れづらく非常に静かです。プライバシー性は大変高いといえます。反面、閉鎖的な空間になりやすく死角も多くなります。内廊下の場合は、まず建物に入る際のセキュリティを強化しておく必要があるでしょう。風除湿、エントランスにはそれぞれオートロックと防犯カメラを設置し、エレベーターもオートロックと連動させて応答があった階数のみに停止するシステムにしておけば安心です。そして廊下にも防犯カメラの設置をしましょう。カメラのデザインには小型でシンプルなものもありますので、設置を強調したい場所と美観を優先したい場所とで選び分けるとよいでしょう。