IC21のブログ

2017/03/17

賃貸住宅の空室を防ぐ!【入居者の求める快適LDKを作るアイデアとは②】

こんにちは、IC21事業部です。

本日は春の陽気、インフルエンザ防止から花粉症防止のためのマスクが目立つようになりました。

さて、前回に続き入居者の求める快適LDKを作るアイデアをご紹介します。

 

目の錯覚?!を利用してリビングを広く見せる      

賃貸の場合、不動産図面では柱や梁の凹凸などの細かな書き込みがなく広く感じたのに、実際に内覧するとイメージしていたのとは違って意外と狭いな、と感じるということもよく耳にします。

分譲マンションでは、床面積は同じでも天井を高く設定し、空間の容積増から開放感を出すということも考えられますが、賃貸物件の限られた条件のもと、実際以上に広く感じさせるというのは、視覚効果を利用するしかありません。

安価で簡単な方法として、原状回復時のクロスによる目の錯覚を利用した方法がおすすめ。

写真のように横ボーダー柄のクロスを使用した場合は横方向への広がりを強調し、部屋の奥行きや、間口の長さが増した感があります。

逆に縦ボーダー柄を使用した場合は、縦方向への広がりを強調するので、天井が低めの物件等ではとても効果的といえます。

またリビングが北向きであったり、景観が悪く暗い印象を与えてしまう部屋の場合は、暖色系の温かみのある色の壁紙や、気分が明るくなるようなPOPな柄を使用すると、寒々しさや暗さが解消されます。ただ濃い色や強烈な柄は使い方に注意が必要です。必要以上に使ったり、組み合わせたりしては逆効果になってしまい、圧迫感やうるさい落ち着かない空間になってしまいます。

最近ではマスキングテープ素材で、オーナーさん自身でも既存クロスの上から簡単に貼れてはがすことができるような商品も発売されています。

クロス全体を貼り替えるより気軽にイメージチェンジができ、貼り方ひとつで同じような視覚効果を得ることができますので、アクセントとして試してみるのもお勧めです。

 

明るい角部屋のアクセントクロス テーマ色:グレー

パープルグレーのストライプ柄で、柱型や建具枠、腰窓をすっきり見せる工夫

 

テーマカラーのブルーでコーディネートした部屋

テーマカラーのブルーでコーディネートした部屋

 

 

 

隠れた空間も無駄にしないで

それ以外の方法として間仕切り壁の隠れた空間を利用するものひとつです。

ほとんどの壁は455mmピッチの間柱で構成されていて、その間は空間になっていますので、その隙間を利用して、飾り棚として『ニッチ』を設ける方法です。

ニッチはお部屋の空間を広く見せるにはとても効果的ですし、フラットな壁にちょっと付いているだけでおしゃれ感がぐっと増します。

間柱の間の空間を上手に利用すれば、壁を大きく改修する必要はありませんし、クロスを貼り替える時に一緒に作業をすれば簡単な工事ですみます。

半透明のポリカーボネートを使用した既製品を使用しましていますので、今まで未使用だった壁の間が飾り棚にもなり、程良い抜け感で隣室の光が差し込み開放感も出ますし、費用もそれほどかからず、最小限の工事で設置できます。隠れた空間を上手く利用すれば、広く見せるだけでなく、お部屋のセンスUPとなり、入居者の目を引くポイントになります。

 

 

入居者は、いかに快適に過ごせるか、素敵な部屋に出会えるか、と夢を膨らませています。

その心を少しでも多くつかむため、ちょっとした知識とアイデアで条件の悪い物件の問題を解消しましょう。