IC21のブログ

2017/03/31

賃貸住宅の空室を防ぐ!【本当に今の間取りで大丈夫?①】

こんにちは、IC21です。

花冷えからいよいよ春本番といったお天気が続いていますね!

事務局近くの公園では桜の蕾がちらほら・・・気持ちもワクワクしてきます♪

 

さて、今回は賃貸住宅の空室を防ぐ!シリーズをお伝えします。

 

人気の間取り、不人気の間取り

・光の届かない部屋(うなぎの寝床)

アパート・マンション等の間取りの中で、全体的に細長い形の間取り(いわゆる“うなぎの寝床”)、どうしても窓の明かりが届かない部屋が出来てしまうという例は少なくないでしょう。例えば、水回りを含むがゆえに、DK=ダイニングキッチンが、この“光の届かない部屋”になってしまう、というケースも今まで数多く見てきました。

そんな時にご提案する改善方法としては、まず、明かりの直接入る部屋と、その暗いDKとの連続性を持たせるということです。例えば、両者との間のドアを硝子やアクリルパネル入りのものにしてあげるだけでも、光を共有する事が出来ます。

もしリフォームが可能であれば、両者の間の壁を取り払って、出来るだけ窓を共有出来るような間取りにされることをお勧めします。一つ実例をご紹介しましょう。

光が届かいないDK

写真1 光が届かないDK

写真1(before)とパース1(after)では、窓を有する南側の個室2部屋と、光の届かないDKとの間仕切りを大部分撤去し、ワンルーム化しています。

キッチンは人気の対面カウンター式、ダイニングからリビングまで一体の、広々した空間に生まれ変わっています。

さらに、パース1の左奥には実はベッドルームまでがワンルームとなっており、タイル柄クロス貼りのクローゼットにより、視覚的には緩やかに仕切られている、といった仕掛けです。パースではさながら、リゾートホテルにいるかのようなインテリアが、雰囲気をさらにアップさせています。内覧の際には入居後のイメージが膨らむこうしたパースをお見せするのも良いでしょう。

比較的若い年齢層の単身者や、二人暮らしの方々に人気の出た間取り例でした。

パース1 古オープンで明るい間取

 

 

・水まわりの考え方

最近、リフォーム等で人気の間取り例として、水回りを一体化させる、という考え方があります。

ただでさえ、手狭になりがちな、トイレ・洗面所を一体化、時にはバスルームまでも一体に広々と見せるような、それこそホテルライクな間取りです。これに関しては、まだまだ好みも分かれるところではありますが、家族構成の少ない若い年齢層や、熟年層の指示も増えてきています。特に熟年層には、介護が必要になる場合も視野に入れて、広いトイレというのは理にかなっているとも言えます。水回りのパウダールーム化も他との差別化を図る、というアイディアの一つとして、取り入れてみるのも良いかもしれません。