決め手のキッチン キッチンパネルと扉のデザイン
賃貸住宅のキッチンについて、入居者(ターゲット)とのマッチングという視点で解説してきましたが、 さらに細部にわたるキッチン選びのポイントについて紹介していきます。
キッチンのデザイン、というと扉や天板の色柄などが浮かぶと思います。
入居者の決まっていない賃貸住宅では、インテリアの邪魔をしない白黒、木目柄のブラウンを選ばれることが多いと思います。
ただ、ターゲットやコンセプトが売りの物件であれば、カラーづかいも効果的になります。 その場合も近年の流行りでいえば、グレイッシュが効いている落ち着いた色が好まれるでしょう。
若者向けには鏡面タイプよりマット系人気も高まっていますが、そこには、ヴィンテージや北欧モダンといったインテリアスタイルの流行が関わっています。
さらに、人造大理石天板の方が高級感があると人気でしたが、濃い目のマットカラーの扉にはステンレス天板がしっくりくることも。
取っ手一つにしてもシルバーではなくマットブラックにして、コンロやレンジフードのブラックと統一すれば、白無地扉でもデザイン性がアップします。
次に、あまり注目されてこなかったキッチンパネルについてです。
前述のようにシンプルな扉面材を選んだ時に、キッチンパネル選びでセンスがグッとあがる場合があります。
「清掃性やコストの面でタイルは選べないし、システムキッチンメーカーで選べるパネルはホワイトだから失敗しない」のは確かですが、
短期間で転居するかもしれない賃貸住宅だからこそ、遊び心が決め手になる場合もあります。
システムキッチンだとしても、パネルのみたくさんの色を扱っている専門メーカーのものに変えられるので、工事業者に相談してみましょう。
また、手狭なキッチンでも使い勝手がよく、スパイス入れやキッチングッズをおしゃれに貼り付けられるマグネットタイプのパネルもお薦めです。
以前は、ホーロー製のみで高価でしたが、少しずつ色柄も増え価格も多少抑えられてきています。
内覧時に目を引くように、ディスプレイをしたりPOPなどを貼ってアピールできるので一石二鳥ですね!
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