IC21のブログ

2025/11/05

決め手のキッチン 対面キッチンの“向こう側?!

対面キッチンの“向こう側”

ファミリーだけでなく単身者向け間取りでも人気の高い対面キッチン。

今回は、対面型だからこそ気になるLDとキッチンの境い目となるスペースについて紹介します。

 

最近では少しでも圧迫感なくLDKとしての一体感があるように、上部の壁や吊収納をなくす仕様が多くなりました。

また、腰壁にカウンターとその下に造り付け収納が良しとされていましたが、壁のないフルフラットキッチンも注目されていますね。

せっかくの対面キッチン付きLDを使いやすくするために注意したいのは、やはり入居者ターゲットとLDKの広さ、形です。

ファミリータイプの場合、

狭くなりがちなキッチン作業スペースの補助として腰壁上のカウンターは便利ですし、手元やシンクが丸見えにならない高さまで腰壁がある方が、幅広い層に受け入れられるでしょう。

ただしその下の収納は、収納扉の開閉スペースを確保してテーブルが置けるか…まで確認をしないと使い勝手が悪くなります。

近年、カウンター下薄型収納も市販商品が様々出ているので、入居者が買い足せるものと割り切りましょう。

LDが広い場合は、テーブルと高さを合わせた奥行のあるカウンターやコンセント、照明位置まで考慮してあげると、子供の勉強机代わりとしても使えますね。

ディンクスや単身者向け、ダイニングセットとソファセットを両方置けない間取りの場合は、キッチン前のカウンターで軽食をとれるように、広めのハイカウンターとカウンタースツールなどでBarカウンター風に演出をすると、省スペースなライフスタイルが想像できて内覧時の印象も良くなります。

カウンターの高さは、床から70cmですとダイニングチェアを合わせやすく、ハイカウンターは100cmぐらいにしておくとカウンタースツールを後から購入しやすいでしょう。

広さ的にカウンターなどの造り込みが出来ない場合も、アクセントクロスや小さな飾り棚、向きを変えられるスポットライト照明などの工夫をすると、インテリア性がグッとアップします。

対面キッチンは、キッチン側だけでなくLD側からの使い勝手や見栄えも考慮してこそ完成度が上がることを覚えておきましょう。