IC21のブログ

2021/08/06

実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「居室を狭めてリビングを広くしてシェアルームに改装→ご家族が即決」~後篇

IC21のKobayashiです。

今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、

前回に引き続き

「居室を狭めてリビングを広くしてシェアルームに改装→ご家族が即決」の後編です。

今回の物件は

“「3階のみ社員寮だった下町ビル」”

[Step3] 間取りを考える

コスト削減のために、水回りの移設はせずに設備のみ交換。

脱衣時に洗面室から丸見えという状態を解消するため、

ユニットバスとシャワールーム前に、

コンパクトながらもしっかりと脱衣スペースを確保。

簡単ですが棚を付けることで、

狭くて使いにくいというストレスを解消しています。

 

脱衣スペースに棚をプラスして使いやすく

After:脱衣スペースに棚をプラスして使いやすく

 

個室スペースについては大きくは変えていませんが、

共用スペースを広げるため、同じ広さ約6.5畳の個室を3部屋に。

こうすることで、3人がゆったりと食事をできるDKスペースと、

テレビを見ながらワイワイ話しができるミニリビングスペースが作れ、

今回のコンセプトでもあるシェアルームスタイルを実現することに成功。

キッチンの柱にはマグネット塗装を施し、

コミュニケーションボードとして利用できるように。

当番表を貼ったり、イベント情報を共有したり、

住む人のアイディアで使ってもらえます。

 

広く明るくなったLDKにネイビーブルーのマグネット柱もプラス

After:広く明るくなったLDKにネイビーブルーのマグネット柱もプラス

 

個室には、クロゼット収納(W750×2台)と ハンガーパイプ付き棚を設置。

入居者の不満ランキングにも上がる“収納不足”を解消です。

各部屋の見分けがつくように、

ドアには異なる色を施したので、

シンプルな柄アクセントクロス×色ドアで、

個室も明るい空間になっています。

 

個室にも収納力とアクセントクロス&ドアで明るい空間に

After:個室にも収納力とアクセントクロス&ドアで明るい空間に

 

また共用スペースも、このカラーのおかげで、

女性同士に限らず男性同士でも楽しく会話が弾むような、

イマドキで明るい雰囲気の “フレンチカントリー×カフェ”スタイル

に仕上がりました。

ムダに広いと感じていた玄関ホール部分は、

共用の物入れを作り、掃除用具はもちろん、

入居者が個室ではしまいきれない大きなモノを

収納することも可能に。

またLDKへと入るドアはネイビー×アンティークガラスとすることで、

フレンチカントリーの雰囲気をプラス。

玄関を開けた時の印象がグッとオシャレになりました。      

 

◆◆◆

次回はこの物件の「こだわりポイント」や、入居者‘s Voiceをお伝えします。