IC21のブログ

2022/11/09

新生活様式で変わる賃貸&デキるインテリア バルコニーはオープンカフェ?!ミニ菜園でリフレッシュ!

100人の女性インテリアコーディネーターIC21です。

新型コロナウイルスにより大きく環境が変わり“新しい生活様式”を求めて人々の暮らしが変わりつつあります。

単なるウイルス対策だけでない、新しい暮らし方ができる住宅を提供していくために原状回復などのタイミングで手を加えられるポイントを紹介していきます。  

 

狭くても気分が変わる!視線の工夫でオープンカフェ気分

 

「リモートワーク」や「家族時間」など新しい生活様式への変化から、自宅での暮らしの充実を求める方が多くなっています。

室内の過ごしやすさはもちろん、手軽に屋外の気分を味わえるバルコニーは注目の場所。

そこで、賃貸物件の魅力UPにつながるバルコニーの活用法をお伝えします。

バルコニーは、火災などの際の避難経路です。その大切な機能を配慮しつつ、まずはゆったりくつろげるよう視線への工夫をしましょう。

大規模修繕のタイミングであれば、実例①のように目隠しの他、風通しや日当たりなどの機能も備えたバルコニーに生まれ変わらせるのも一つです。

その際フェンスは、ナチュラルなウッド調やモダンなメタル調、和風に合う格子タイプなどのデザイン性のあるものをセレクトすると、物件の外観自体がぐっとオシャレになり目に留まるものになります。

前の建物や前の道路からの視線が気になる1階の見栄えが悪い既存のバルコニーの場合は、ラティスフェンスや日よけ用にオーニングなど入居者では設置しにくいものをあらかじめ施工しておくと、物件の弱点を強みに変えられます。

また、木製のプランターなどに植栽をあわせて設置しておけば、ゆるやかに視線をさえぎる事ができ狭くてもプライベート感が増すとともに、木や植物で囲まれた癒しの空間になります。

食事をとったり、お茶をしたりとちょっとしたオープンカフェ気分が味わえます。少し広めのバルコニーであれば、実例②のような日よけと一体になったベンチやソファを設置するのも一つです。

フェンスを背にして配置すれば、さらにこもり感もアップ。外部からの視線を意識しないで、読書や昼寝など趣味や自分時間を楽しむスペースになるでしょう。  

 

ガーデンスタイル

実例①目隠しスクリーン+フェンスで視線を遮りつつ風通しもよく

ガーデンインテリア

実例②日よけ付きソファで自分時間を楽しむスペースに

 

床のアレンジで手軽に雰囲気アップ

 

  バルコニーの床も、雰囲気作りに活用しましょう。 あえてコンクリートなどの武骨な質感を生かしてインダストリアルな男前インテリアを目指したり、タイルや人工木のウッドデッキパネルなどを敷いて、ぬくもりを感じるスペースにするのもよいでしょう。 最近はデザインや色も豊富な置くだけタイプのパネルなどもあり、バルコニーの形状に応じてカットや穴あけも可能です。

気になる排水溝周りや変形箇所もすっきり収められます。

さらに人工芝で手軽にグリーンをプラスするのも一つです。人工芝はタイルなど比べて施工も楽で、水やりも不要。足触りがソフトなので、家族向けの賃貸物件等では、緑の芝生の上を裸足でくつろげる感覚はとても好まれるでしょう。 人工芝をそのまま床に敷くと水はけや汚れが気になる場合は、あらかじめ下にパネルもセットすれば、清掃性もぐっと良くなります。

床材は場所の広さによっては敷き詰めると費用がかかるので、実例➂のようにあえて一部分だけ敷くのもデザインのポイントになります。

ガーデンリビング

実例➂ウッドパネルに人工芝を合わせて心地よく

 

ホームセンターなどで材料も手に入るので、DIYで大家さんが施工するのもいいですね。 新築なら、バルコニーにコンセントを用意したり、ソーラーライトをプレゼントするのも入居者に喜ばれるアイディアです。

物件内覧が夜になったり、コロナ禍の折WEB内覧も増えている中、温かい光で夜もゆったりバルコニーでくつろげる工夫をすれば、目を引く仕掛けにもなるでしょう。(参考)  

夜のバルコニー

参考:ゆったり寛げる夜のバルコニー

 

バルコニー菜園を楽しめる環境づくり 

 

  バルコニーでのガーデニングはとても人気ですが、できれば水栓が欲しいもの。

そんなとき、バルコニーに洗濯機用の名残があれば、小さなスロップシンクや見た目の良い水栓などに替えてて、バルコニー菜園に最適なスペースに変身させましょう。

比較的簡単なハーブから野菜まで色々育てることができ、さらに新鮮な野菜等を収穫して料理も楽しむことができるミニ菜園は、食事や健康に気をつかう方へのアピールポイントになります。

ただし、ガーデニングや家庭菜園の水やりをしたときに下の階に水が流れて洗濯物を濡らしてしまうこともあるので、バルコニーの排水設備も要確認です。

また、バルコニー菜園などにするなら、エアコンの室外機にも配慮しましょう。室外機は見た目も悪いとともに、排気も植物にはNGです。そこで、実例④のような木製などのカバーを付けると上にハーブなども置けてカフェ風の雰囲気もアップします。 室外機カバーは市販もされていますが、室外機によってはカバーとの距離など設置時に注意が必要です。

 

室外機カバー

実例④木製の室外機カバーで見た目も廃棄にも優しく

 

バルコニーは気軽に屋外を楽しめるもう一つのリビング。 日差しや風を感じながら、ヨガやストレッチなど体を動かすこともできます。

部屋の中にこもりがちな今、バルコニーにちょっとした工夫をプラスして、体も心もリラックスさせ気分転換とストレス解消ができるお気に入りの場所にして、入居者のニーズをつかむ物件に変身させてみませんか。    

 

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