IC21のブログ

2023/10/11

数字とカタチで分かる!暮らしやすい賃貸物件の作り方  家事動線

100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。

 

女性の心をガッチリつかむ!

キッチン編

家事動線とは、調理や配膳、洗濯などの家事を行う時に移動する道筋です。

この動線が計画的にプランされていないと、無駄な動きが増えたり、動線上で家族とぶつかり、効率良く家事をこなすことができません。

主婦動線ともいわれるこの動き、特に朝のあわただしい時間はキッチンと洗面室回りで家族との干渉をなくしたいものです。

特に女性はキッチンにいる時間が長く、家事の中心になりますので、キッチンからの視界や動線は重要です。

キッチンの中では手前や真ん中で冷蔵庫のドアが開いたりすると、動線を中断することになるため、一般的には、冷蔵庫置き場はキッチンの一番奥に配置します。

その時、ファミリーの場合は、一般的に大型の400~500リットル冷蔵庫(W700×D700程度)、単身者の場合は200~300リットル(W550×D600程度)が必要です。 分譲マンションでは2wayキッチンと呼ばれるキッチンからの出入り口が二つある間取りが多く見られます。

キッチンからリビングダイニング側だけではなく洗面室にも直接つながっていると、出掛ける準備をしている家族とかち合わず、料理をしながら洗濯機の様子が分かったり、短い動線で動くことができ家事もはかどります。

リフォームでこの形にするには、水周りを動かしたり間仕切壁を取り払ったりと大工事になりますので、なかなか難しい課題になるかもしれません。

リフォームで水回りの配置を変更する場合に悩むのは、意外に洗濯機置き場です。

洗濯パンの大きさは、最近の主流になっているドラム式洗濯機にあわせ、ファミリーの場合W740×D640以上が理想ですが、洗面室に面積を取るのが難しい場合もあります。

もし余裕があれば、洗濯機置き場をキッチンにつくるということも、動線を考えると効率の良い間取りになります。

また、リビングでは、LDのソファとTVの間を横切る動線があると、くつろいでテレビを見る前を洗濯カゴを持ってうろうろすると言うことになりかねません。

こうしたことを防ぐためには、TVアンテナの差込口とバルコニーの配置を考慮し、日常の動線を想定して図面の中に家具を書き入れてみると良いでしょう。  

 

 

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