IC21のブログ

2025/08/27

決め手のキッチン 気になる基本

 コロナ下以降のSNS映え、昨今の物価高騰で見直された「おうちごはん」。

賃貸住宅でも、老若男女、単身者からファミリーまでターゲットを問わず気になるキッチンです。

初回は、今さら聞けない?! 「キッチン」というスペースについておさらいしましょう。

キッチンスペースの分類には、「独立(クローズド)キッチン」と「オープンキッチン」があります。

独立型は、調理する人が孤立する・閉鎖的で、暗い…といったネガティブイメージがつきまといますが、料理好きで集中したい人や、キッチン用品の煩雑さが丸見えになるのが苦手な人に好まれます。

また、壁面が多いので冷蔵庫やキッチン家具を、壁に沿わせて配置しやすいのもメリット。1戸の広さや部屋数に余裕のあるファミリータイプや、単身用物件に多い1Kといったようにターゲットがはっきりしやすい特徴もあります。

オープンキッチンと聞くと、今どき感のある対面キッチンを思い描く人も多いと思いますが、ダイニング等の居室と壁で仕切られていないスペースのことなので、壁付けI型のDKも含まれます。

対面キッチンで、ダイニングと開口カウンターなどでつながっている「セミオープンキッチン」も含めて、コミュニケーションをとりやすいのがメリット。臭いや調理音などが居室空間に漏れるというデメリットがあります。

基本的な特徴を紹介したところで、ワンルームから●LDKまで、近年の賃貸住宅の主流はオープンキッチンといえるでしょう。

そこで、独立型からリフォームしようとなっても、躯体壁で囲まれていたり配管経路の問題でオープンにできないことや、無理に今どき感のある対面キッチンにした結果、通路幅やキッチン自体が小さくなることもあるので注意が必要です。

独立型のネガティブイメージの一部は、明るい色柄のデザインで補えることも覚えておきましょう。

そして賃貸キッチンでは、退去後のクリーニングか入れ替えか…問題があります。それだけ汚れや不具合が気になる所なのです。

独立型の場合、キッチンが新品でなくても居室イメージに悪影響を与えにくく、壁や床の汚れが気になる場合も、仕切られていることで改修範囲が最小限で済むというメリットもありますね。

賃貸物件のキッチン。

新築時は、構造や収益面で効率の良い間取り、ターゲットの好みなどを検討できると思いますが、リフォーム時のニーズや商品の変化にも対応できるような知識も持っていたいものですね。

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