決め手のキッチン 収納
キッチンまわりの収納
キッチン本体のサイズや機能と共に、快適なキッチンライフには“収納力”も重要なポイントです。
対面キッチンであれば、背面にキッチン本体と同じ扉面材のカップボードが付いていると賃貸物件としてのグレードも高くみえます。
とはいえ、
カップボードは“食器棚・家電置き・作業カウンター・ゴミ置場”など役割が多く、優先順位は人によってかなり違います!!
高価なカップボードを取り付けて「使いづらい」となっては元も子もありません。💦
加えて、冷蔵庫の大きさや扉の向きによって、カップボードが固定されていると不便という話もあります💦
暮らしやすさのサービスとして設置するならば、

比較的安価でシンプルな既製の食器棚を、スペースに余裕を持たせて置いてあげると追加や移動ができるので喜ばれることでしょう。
他に、流行を意識してカウンター収納+飾り棚+アクセントクロスを貼れば、デザイン性がグッと上がりますね。

壁付けキッチンの収納について。
冷蔵庫スペースを差し引いても壁が広い場合に、部屋の広さとのバランスを考えずに単に大きなキッチンを置けば良いというのはナンセンスです。
入居者ターゲットや広さに合わせてキッチンサイズを決めたら、余ったスペースにちょっとした腰壁の台を造ったり、レール+可動棚を設置して家電やゴミ箱置場として使えるようにした方がスッキリとした暮らしを提供できることでしょう。
また配管スペースの上などを使えるのなら、壁で隠さずキッチンパネルを貼った棚にしておくことで、小さめの調理家電や調味料置きに使えますね。
あまり細かくニッチ棚を造作してしまうと、退去後のメンテナンスも含めてコストが上がってしまうので注意しましょう。
単身であまり調理をしないターゲットを想定する場合は、吊戸棚ではなく見栄え重視の吊棚を付けて、デザイン性を上げるのも良い手です。
キッチン本体以上に、オーナーの思いやりや工夫が光る「収納」について見直してみましょう。
