IC21のブログ

2025/12/15

選ぶ から 感じる へ

「安い・高い・自分らしい」だけじゃない。

 ~感性が導く、インテリアの新しい豊かさ~

 

こんにちはIC21です。

 

家具やインテリアを選ぶとき、私たちはよくこんな基準で考えていませんか?

  • 「安ければ満足」:コスパが良ければそれでOK。
  • 「高ければ安心」:信頼できるブランドだから間違いない。
  • 「自分らしければ満足」:好きな色、好きな形。自分の感性を大切にしたい。

どれも間違いではありません。

けれど、選択肢が増えた今だからこそ、「何を選べばいいのか分からない」という声も増えてきました。

そんなとき、そっと寄り添ってくれるのが、インテリアコーディネーターの存在です。

「選択肢の翻訳者」としての役割

「落ち着く空間にしたい」

「なんとなく居心地が悪い」

そんな曖昧な言葉の奥にある本当の願いを、コーディネーターは丁寧にすくい取ります。

たとえば「落ち着く」とは、

照明の色温度かもしれないし、

素材の手触りかもしれない。

その人の暮らし方や感性に寄り添いながら、言葉にならない想いを“かたち”にするのが、

 

プロの技なのです。

「空気感」をデザインする感性

家具やカーテン、照明の選び方ひとつで、空間の「空気」はがらりと変わります。

コーディネーターは、単にモノを並べるのではなく、その空間でどんな気持ちになれるかを設計します。

「この椅子は座り心地がいい」ではなく、 「この椅子に座ると、心がほどけるような気がする」 そんな体験をつくることが、仕事なのです。

「感性工学」という視点から見えてくるもの

ここで注目したいのが、感性工学という考え方です。

これは、人の感覚や感情を科学的に分析し、それをもとに製品や空間をデザインする学問。

つまり、「心地よさ」や「安心感」といった目に見えない価値を、設計に活かすためのアプローチです。

この分野の創設者とされているのは、広島大学の長町教授。

1980年代に始まり、特にマツダがアメリカ市場向けに初代ロードスターを開発する際に感性工学を応用したことで

海外にもその名が知られるようになったのです。日本発祥なんですね、素晴らしい!!!

Kansei Engineering で世界中で知られています。

 

また、たとえば、あるソファメーカーでは、座ったときの「包まれる感覚」や「安心感」を数値化し、設計に反映しています。

また、建築の現場では、床材の質感や音の響き、水のせせらぎといった要素を組み合わせて、空間の“空気”を演出する事例も増えています。

「心に触れる空間」をつくるということ

この感性工学を取り入れたインテリアは、単に「見た目が美しい」だけではありません。

それは、人の心の奥にそっと触れるような空間をつくること。

それこそが、本当に届けている価値なのです。

価格やブランドの“その先”へ

安さやブランド、自分らしさ。

それらを超えて、「この空間にいると、なんだか心が満たされる」という体験を届けること。

それが、インテリアの未来であり、感性という静かな力が支える新しい豊かさなのかもしれません。

気ぜわしい師走ど真ん中!!でも、五感いっぱいに働かせ、楽しみ、良き年末年始をお迎えくださいね。

 

日本橋にあるIC21は、

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