IC21のブログ

2016/02/05

失敗しないリフォーム工事の頼み方①

こんにちは。IC21です。

今回は失敗しないリフォーム工事の頼み方のアドバイスを、数回に分けてご紹介したいと思います。

 

①マンションリフォームでは、慣れた業者に依頼しましょう。

 

 一般的に賃貸物件のリフォームは、管理や仲介をお願いしている不動産業者から紹介を受けた工務店に、工事を依頼することがほとんどではないでしょうか?

インターネットが普及している今日では、オーナーがご自身で工事業者を検索することも可能ですが、本当に信頼できる業者を選定するのは、難しい作業といえます。

とくに、分譲マンションを賃貸にしている物件のリフォームにおいては、工事業者の選定の際に注意が必要です。それは、戸建て住宅のリフォームの経験しかない業者には分譲マンションのリフォームは難しいからです。分譲マンションでは、管理規約で水廻りや床の仕様に関する制限があったり、工事中の養生や工事状況の報告等が必要なほか、区分所有法の制限も理解していなければならないため、戸建て住宅の感覚で工事を進めるとトラブルにつながるます。

分譲マンションでなくてもコンクリート造のマンションでは、自由が利かないことが多く、実際、戸建てのリフォームしか経験したことのない業者にマンションリフォームを依頼したところ、思うようにいかず右往左往した、というのもよく聞く話です。

 

②「低価格」喧(けん)伝する業者に要注意!

 

 賃貸を事業として考えれば、リフォーム工事費が高くては成り立ちません。しかし、安さを追求しすぎると、問題に陥りやすい傾向があります。

競争力のなくなった賃貸住宅では、借り手のニーズに応えられる物件に再生する必要があります。そのためには、原状回復にとどまらず、付加価値のあるリフォームが必要となるでしょう。

原状回復程度のリフォーム工事であれば、地元を中心に営業展開している内装業者やリフォーム業者に依頼すれば、動きも速く工事費も高くはないはずです。ユニットバスやトイレなどの水廻りをリフォームするなら、水廻りに強いことをチラシなどでアピールしている業者だと通常より2割くらい安いところもあります。しかし、間取りの変更やイメージを変えたいといった付加価値をあげるリフォーム工事となると、専門知識をもった依頼先でなければ対応できません。

安い、提案力がある、信頼できる、この三点が揃っている業者がベストです。さらにこの三点に優先順位をつけると、信頼→提案→価格の順が賃貸住宅のリフォームにはよいと思います。しかし実際には、価格→信頼→提案といったように、価格を優先してしまうオーナーが多いのではないでしょうか?

価格を一番の売り物にして新聞折込みやポスティングで営業を行っているリフォーム会社がありますが、「安かろう悪かろう」という印象を強く受けるものがあります。本当に腕のよい職人は、不当に安い価格では仕事をしないものです。価格を下げるために下手な職人を使うと、仕上がりの悪さは如実に形となって現れます。安く上げたつもりが、早い時期に欠陥となって露呈することもあります。よい業者ではなく、安い業者を優先したことで、後で後悔するといったことにもつながりかねません。

 

信頼できるリフォーム会社の条件とは?

○戸建ではなく、マンションリフォームに慣れている。

○極端な値下げをしない。

○見積もりの明細が詳細である。