IC21のブログ

2022/10/19

新生活様式で変わる賃貸&デキるインテリア 明るいリビング・ダイニング一角にワークスペースを設ける

100人の女性インテリアコーディネーターIC21です。  

 

新型コロナウイルスにより大きく環境が変わり、“新しい生活様式”を求めて人々の暮らしが変わりつつあります。

単なるウイルス対策だけでない、新しい暮らし方ができる住宅を提供していくために原状回復などのタイミングで手を加えられるポイントを紹介していきます。  

 

まずは空きスペースに専用のデスクを設置

新しい生活様式とともに自宅でのリモートワークも定着しつつあります。 ただ、みなさんがワークスペースとしてしっかりと書斎が確保できるわけではなく、リビングやダイニングでお仕事をされている人が大多数なのではないでしょうか?

賃貸住宅の限られたスペースの中でもリビング・ダイニングは広く、明るい場所。作業に適した環境を確保しながらも住居空間にきちんと馴染む、そんな快適なワークスペースを確保する工夫をご提案します。

ダイニングテーブルは高さの点ではオフィスのデスクに近いものの、食事のたびに仕事の道具を片付けて、終わったら再度広げて…という点は面倒ですし非効率的です。

また、こういう時期だからこそ、食事をするテーブルは清潔に保ちたいですよね。

そこで、食事用とは別にデスクを設置することを考えてみましょう。

ノートパソコンを使用するのであれば、奥行き40センチほどのコンパクトなデスクでも十分です。 造作家具であれば、デッドスペースを有効活用することができ、壁面の凹凸などのウィークポイントを上手くカバーすることも可能です。

事例①では、柱や梁で分断されたLDKの柱型を利用し、手前のスペースにカウンターデスクを取り付けています。さらに上部に棚板を取り付けておけば、よりワークスペースとしての使い勝手もアップしますね。

イメージパース

事例①使い方のイメージパース

また、足元から電源をとれるよう天板に配線孔を設けておくと、デスク上もリビングからの見た目がスッキリとします。

また参考①のようなウォールシェルフタイプのデスクを設置してもよいでしょう。  

アルテック社

参考①アルテック社製ウォールシェルフタイプのデスク

  デザイン・サイズも豊富で、収納棚との組み合わせなども可能です。

お部屋のカラーやスペース、ターゲット層に合わせて選んでみてください。

最近ではリモートワークの定着を受けて、既製家具でもコンパクトなデスクのバリエーションが増えています。

窓際やコーナーなどをうまく使えばデスクを置いてもスペースも大きくとりません。

事例②のように、家具付き賃貸として、空いているスペースにコンパクトなデスクセットを置いてみるのも、他物件との差別化になります。

カウンターに使い方やイメージをPOPカードに書いて置いておくと、内覧時のアピールとしても効果抜群です。

デスクセット

事例②窓際スペースに設置したデスクセット

 

思い切って収納をワークスペースにリノベーション!

部屋全体で収納が十分とれるようであれば、思い切ってクローゼットや納戸をワークスペースに作り替えてみてはいかがでしょうか?

事例➂のように天袋はそのまま残して、ポールやパイプを取り外すだけでも使い方のバリエーションが広がります。

また、カウンターデスクにオープン棚を取り付けるといったシンプルな造作にしておくと、フレキシブルに使える空間としてアピールの幅も広がるでしょう。

リフォーム実例

事例➂クローゼットをリフォームしたデスクスペース

  可能であればこの空間にもコンセントを増設できると良いです。

さらに参考②のようにアクセントクロスなどで壁面の印象を変えることで、収納からワークスペースへと印象を変えることも可能です。

ちょっとした隠れ家のようなヌック=居心地の良い空間にもなるでしょう。

アクセントクロス

参考②アクセントクロスを取り入れたクローゼットスペースのリフォーム

 

ちょっとした工夫でさらに機能性アップ

天井にはライティングレールを設置しておくのもおすすめです。

事例④のようにスポットライトは壁際やコーナーのデスクなど欲しいところに向けて明かりをプラスできます。

ペンダントで同時にダイニングの雰囲気も演出できます。スライド・回転ができる器具や、ランダムに配灯できる器具など、お部屋の間取りに合わせて選んでみてください。

ライティングレール

事例④スポットライトによるフレキシブルな照明

  また、ピクチャーレールを取り付けておくのも良いでしょう。

絵画やポスターなどの作品を飾るのはもちろん、デスク周りであればコルクボードやホワイトボードを掛けて、オフィスのようにメモをしたり資料を貼ったりという使い方もできます。

これらの器具や金物は、間取りなどを変えることなく手軽に後付けしやすく、効果的にワークスペース機能を充実させられるので、ぜひ取り入れてみてください。

  居心地の良いリビングダイニングの一角にあるワークスペースは、単なる書斎で終わらずちょっとした気分転換のスペースにもなります。

新しい生活様式でより家で過ごす時間が長くなっている中、単なる機能性の追加だけではなく居心地のよさを感じさせる工夫が、選ばれる部屋としてのプラスワンポイントになっていくのではないでしょうか。  

 

 

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