IC21のブログ

2018/12/14

すぐ使える!賃貸だから使える ミセ方、ツクリ方「デザインと機能のバランスが大事~洗面~」前編

賃貸物件を決める時のチェックポイントとして、いつも上位にランキングされるのが水回りです。「バス・トイレは別」は、お部屋探しの際のキーワードとなっています。また、ファミリー層では、慌ただしい朝の家族一人一人の動線を考えると、バス・トイレだけではなく、洗面所が独立していることも重要なポイントとなります。バス・トイレ・洗面台は毎日使うところですので、入居者にとって使い勝手が悪く、清潔感のない水回りでは、ストレスさえ感じてしまいます。ファミリー層、単身層を問わず、特に女性にとっての洗面台は、身だしなみを整える場所。毎朝気持ちの良い洗面台で髪を整え、お化粧ができればそれだけでとても清々しい気分で一日を過ごすことができるはずです。オーナーにとっても、入居者に快適な住空間を提供することが、空室をつくらない大切な要素となりますので、機能性だけではなくデザイン面も含めた洗面台の使い勝手や見せ方は、大変気になるところだと思います。そこで今回は、水回りの中でも洗面台の機能、デザインについてご紹介しましょう。

 

ファミリー向け

事例1:ファミリー向けには洗面ボウルを2つ

 

 

ホテルのようにかっこいい洗面台で決定率アップ!
洗面台と言えば、洗面ボウルと鏡、収納キャビネット、照明器具、水栓金具などで構成されているユニットタイプの据え置き型が一般的ですが、洗面ボウル下の収納キャビネットの扉を開けると排水管があり、収納スペースというよりは排水管の目隠しになっています。またこのタイプは、一般的な洗面化粧台で、安っぽさが目立ちあまり見せたくない設備になりがちです。

ユニットタイプ

Before:ユニットタイプ

 

 

最近ではおしゃれで機能的なユニットタイプの洗面台も多くでていますが、コストもその分アップしてしまいます。鏡、収納、洗面ボウル、水栓、それぞれがその機能と役割を果たせれば、収納は排水管のある洗面ボウル下につくる必要もなく、鏡も小さくてもOK。コストを抑えながらでも、ホテルのようにかっこいい洗面台をつくることができるのです。
事例2は、洗面ボウル横にカウンターとしても利用できる収納を設置した事例です。化粧道具やドライヤー、ヘアブラシなどを、必要な時に取り出して置けるカウンターがあると効率よく身支度ができるので、時間のない朝にはとても使い勝手のよい洗面スペースとなります。

 

カウンターを兼ねた収納

事例2:カウンターを兼ねた収納

 

 

また、足元に空きがあることで空間に広がりが生まれますので、実際より広さを感じることができます。鏡の大きさも単身層がターゲットの物件であれば、目線の部分に顔回りだけを写すことができる大きさがあれば、鏡も装飾の一部としてデザインすることもできますので、ホテルのような洗面スペースをローコストでコーディネートすることができるでしょう。女性がお化粧をする場合は、至近距離で鏡を確認することが多いですし、男性も髭剃りなどでやはり顔を鏡に近づけて見ることは意外に多いのでないでしょうか。
また、独立した洗面スペースを確保できない場合でも見せ方次第で、事例3のような洗面コーナーを設けることもおすすめです。一見独立したような洗面スペースを演出することができます。

 

 

狭いスペースでもかっこよく

事例3:狭いスペースでもかっこよく