IC21のブログ

2017/01/20

賃貸住宅の空室を防ぐ!【キッチンは部屋決定の重要なカギ①】

こんにちは、IC21です。

今回は賃貸住宅の空室を防ぐポイント、キッチンについてお伝えします☆

 

住まいを選ぶポイントの一つに「設備」があります。

中でも「キッチン」は毎日の食生活に関わる部分でもありますから使用時間、使用頻度も高く、使い勝手が特に気になるところです。

また、他の洗面台や浴室等の設備より、居室内の目立つ場所にある事が多いので、そのデザインが部屋の印象に与える影響も大きくなります。

「キッチン」は入居者にとって、部屋を決定する決め手ともなりうる重要なアイテムなのです。では、どんなキッチンが入居者の心をつかむのでしょうか。

 

狭小DKにはオープンキッチンが機能的

キッチンの大きさを考えると、調理スペース(シンクとコンロの間)は、60cm前後が理想。小ぶりなキッチンでも最低45cm程度のまな板が置ける幅は欲しいものです。周りを囲まれ作業スペースが限られる対面式や独立型のキッチンでは、十分なキッチンの奥行きと作業スペースの確保が使い勝手を左右します。

実際、意外と耳にするのが、憧れの対面キッチンでも狭い物件には使いづらいという声。格好が良く、ダイニングにいる家族ともコミュニケーションをとることができる人気のスタイルなのですが、実際に使った方々の感想からは「狭くて使いづらい」、「2人入ると動きがとれず作業しにくい」、「調理・盛付スペースが少なくて不便」等の意見も聞かれます。この原因は、充分なスペースを取らずに対面キッチンを設置してしまった点にあります。作業スペースは、冷蔵庫の開閉動作や収納を使用する場合のしゃがみ寸法等を考えると80~100cm欲しいところですが、余裕があるからといって広くしすぎると移動距離が増え、かえって作業効率が悪く使いにくくなるので注意が必要です。

一般的には面積に余裕が無い賃貸物件では、こうしたスペースの確保が難しいのが現状。そのような小規模な物件の場合には壁付けオープンキッチンのほうがおすすめです。こちらは、キッチンとダイニングの間に仕切りがなく、空間を広く使えるメリットがあります。数人でも使用しやすく、キッチンの入り口で渋滞なんて事もありません。配膳や片付けの際もキッチンへ回りこむ必要が無く、距離も短いので、ダイニングテーブルも利用しながら効率良く作業ができます。壁付けオープンキッチンは従来からあるスタイルですが、狭い空間の場合、開放的で機能的なスタイルなのです。ただキッチンが丸見えになるので、多少工夫が必要です。キッチンの収納を引出式にすると、開けた時に中身が部屋から見えません。その他にも家電や日常・非常時の備蓄食品等がきれいにしまえるストッカー収納があると喜ばれます。

面積に少し余裕があれば、ダイニング側に調理・盛付スペースとして使えるサービスカウンターを付けてセミオープンキッチンにするのもいいでしょう。

このように対面式キッチンと壁付のオープンキッチンを比較すると、対面式はより大きな面積を必要とします。物件の面積、立地などからのターゲットを考えたうえでキッチンの使い勝手を考えることが重要です。