IC21のブログ

2022/10/13

読めば解かる!デザインリフォームの見せテクとプロの常識 / 浴室②

先週の続きです。

リフォームテクニックと注意点4 ~小物使用

使いやすく、快適に過ごすために、小物を使ったちょっとした工夫もご紹介します。

三点セットの場合、シャワーカーテンは必需品。様々な柄、模様のシャワーカーテンがありますので思い切って大胆なものに替えてみましょう。シャワーカーテンを広げると、大きな面積を占めます。空間が明るくなるような色合の物、インパクトのあるアクセントが付いているものにしてください。内覧の印象がぐんとアップします。不人気の三点セットも、おしゃれならOKという若者も意外と多く、こうしたシャワーカーテン以外でも、便座のふたをカラフルで遊び感覚あふれるものに変えてみるのもよいでしょう。色柄も豊富で付け替えも簡単ですのでオーナーさんでも取替え可能です。

おしゃれなシャワーカーテンで明るい浴室に

[シャワーカーテン シールスキン]

 

賃貸物件の浴室の場合、ミラーがついていなかったり、あっても小さい場合が多いのですが、大きな未来―にすると特に女性入居者には喜ばれます。ミラーに空間が写り、狭い空間が広く感じられるので、視覚的効果も高いです。目線の高さにボーダーに取り付ければ空間の広がりも感じられ高級感も出ます。

浴室内で使用する容器の色、サイズ、柄などを揃え、統一感を出すことで高級感やおしゃれ感はあがります。シャワーカーテン、便座と小物までトータルでコーディネートすれば、空間内に雑多な感じがなくなりまとまりが出てきますので、入居者プレゼントとしてモデルルームのように設置しておくのも良いですね。

貼ってはがせる便利な小物収納

[アクセサリー アンプラ]

 

浴室という空間を直したから、きれいにしたから住人にとって快適かというと決してそうではありません。浴室という空間を、どのように使用して頂くかで、入居者の満足度に差が出てきます。そのためにもこれからは、空間内の使い方など、ソフトの面でのアドバイスも、合わせて伝えていくことも必要です。先ほどの入居時のプレゼントのほかにも、便利な小物入れやアロマの使い方など、あると便利、やったら楽しい工夫や情報をカードにして浴室においておけば内覧者との気の利いたコミュニケーションツールとなること間違いなしです。

至福の浴室タイムをすごしてもらうためにできること。どれかひとつでも取り入れてみてください。

 

  • プロフィール

向川 優子

インテリアコーディネーター、二級建築士、ファイナンシャルプランナー三級 住宅、店舗、事務所のトータル空間プロデュースをし、お客様の夢を叶えることが喜び となっております。