IC21のブログ

2016/04/01

エントランス共用廊下・共用部分のリフォームでイメージアップ②

こんにちは。IC21です。 桜も満開。春爛漫!心躍る季節の到来です。 春風に誘われてそぞろ歩きを楽しんでおりますと、集合住宅の美しく手入れされたアプローチなどにも目がとまります。 今回は 前回に引き続き 集合住宅の共用部分のリフォームでイメージアップさせるコツをご紹介致します!  

3.エントランスの外側廻り

“マンション銘板、サインを活用する”

サイン計画は、環境計画の仕上げの部分です。建物のコンセプトに合わせ、住む人の豊かさが感じられるような形態や材質を選ぶことで、その物件ならではの魅力を付加することができ、差別化を図るのに有効な部分とも考えられます。 たとえば名称を入れたゲートを設ければ、エントランスの演出はもちろん、入居者のコミュ二ティー意識を高め、侵入者が立ち入りにくい雰囲気を作り、最も効果的でかつ手軽なサイン計画と言えるでしょう。 また、奥行き感が増すため、高級感が高まるものと考えられます。 銘板もデザイン性の高いもにし、夜間用に必ずライトアップは必要です。 明るすぎず、暗すぎず、がよいでしょう。マンション名もリフォームを機にお洒落な名前に変えてしまうのもよいかもしれません。  

4.アプローチ

“意外と目立つアプローチの床”

アプローチの床は意外と簡単に変えられる部分の一つです。 アプローチ部分と駐車スペースの床仕上げ材は違う材料のものにし、周辺街並みへの配慮を考えた床仕上げとするとお洒落なものになります。 既存がコンクリートやアスファルトで造られている場合には、解体しなくてはいけませんが、インターロッキングというレンガ状の材料を敷き詰めることにより、簡単に見栄えのよいアプローチを造ることができ、また雨水も浸透しますので、水たまりがなくなります。さらにインターロッキングの空隙に芝などを植えることで、輻射熱を和らげ、ズレにくい形状のうえ、芝に踏圧が直接かからず、芝の成長を妨げません。 アプローチをリフォームする際には、植栽も是非検討して下さい。 賃貸でもガーデニングが楽しめる、季節感が感じられる、温かみのあるようなスペースがあると、付加価値につながります。 しかし、ほとんど管理ができないのに無理につくると、逆に汚く荒れてしまうこともあります。 管理が難しい場合には、ラチスやフェンスなどの見た目のいいものを通りに面している場所に設置してみるだけでも簡単にエントランスの雰囲気を変えることができます。  

5.ゴミ置き場・自転車置き場

“生活していると気になる場所”

最近のマンションはゴミ置き場が、建物内に設置されることも少なくありません。 そのような場合一度外に出てからゴミ置き場に入るなど、ワンクッションあればよいのですが、エントランスホールに面してゴミ置き場の入口が配置されているケースでは臭気漏れなど重要な問題です。 しかもこれらは入居率にも影響するため、外部でのダストボックスの導入の検討は軽視できないものといえます。 その場合には、錆びにくい素材で、丸洗いしやすいもの、ゴミの出し入れのしやすいもの基準に選択するとよいでしょう。 また駐輪場の整備を行なうには、駐輪台数の確保と駐輪しやすい駐輪設備の設置が必要になります。駐輪場が狭ければスライド式の駐輪ラックに入れ替えると2倍入るようになります。自転車の稼働率というものは、そもそも思ったほどには高くないのが普通で、居住者がいつも所有している必要はなく、共用自転車を何台か設置すれば共用スペースに自転車が置かれることもなくなります。 自転車は1台1万円から購入もできるため戸数の5戸に1台を購入してもたいした費用にはなりません。賃料に1戸あたり30円程度を上乗せすれば戸数の30%程度の台数が5年で償却できます。  

6.共用廊下・階段廻り

“目につきやすい部分だから効果が高い”

共同住宅の共用廊下・階段などは避難施設になりますので物を置くことはできません。とかく暗く、味気ないスペースになってしまいがちですが、夜間には外観からも目立つ部分です。 共用廊下は、エントランスデザインと同様に、照明効果や塗装効果に配慮し、リフォームの際にはフロアごとに床の色を変えてみることも面白いかもしれません。 エレベーターホールや廊下の突き当たり部分に絵を飾るなど、なにか特徴になるものがあると、画一的な印象の廊下や階段周りが魅力ある空間に変わります。 賃貸住宅であっても、入居者の建物への帰属感を強めることが、空室をつくらない賃貸経営のヒケツです。 海外では階段はよくデザインされているように感じますが、日本では積み上げる建物が少なかったせいか、機能的なだけの階段が多いように感じます。 特に、メインの道路に外部階段がむき出しになっている場合は、階段をルーバーなどで覆ってデザインし、階段をシンボルとして見えるようにするとよいでしょう。 階段を隠すのではなく、夜には階段の中をライティングして明かりをルーバー越しに出すことにより一層シンボル性を高めることもできます。 ただし、階段にルーバーを取りつけるには、開放性が求められている屋外避難階段として認められない事もありますので、事前にルーバーの大きさや間隔について消防署等と事前打ち合わせを行なわないと、違反建築となってしまうこともありますので注意して下さい。 また、流行のライティング装飾を階段の手摺りに施すのも楽しいと思います。  

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